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花粉症

花粉症

スギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期は1月の気温に大きな影響を受けます。
今年は1月初旬に厳しい寒さが続いたため、スギ花粉の飛散開始は全国的に例年と同じくらいか少し遅くなるでしょう。
愛知県では2月19日に愛知県西部地方では花粉飛散数が100個/cm2を越えて花粉注意報が出されました。 花粉の時期が到来したようです。花粉症の方は適切な処置を講じて下さい。

  • 本日の花粉飛散状況(ネットあいちの花粉情報サービス)
  • 愛知の花粉飛散予報(健康@nifty)

花粉が多く飛ぶのは次のような日です。

  • 晴天で乾燥した日
  • 風の強い日
  • 雨の日の翌日で、天気の良い日

花粉症のかたは飛散情報を参考に次のことに注意しましょう。

  1. 花粉の飛散開始前に医師の診察を受け適切な治療を開始して下さい。
  2. 外出の際、マスクやめがねを着用しましょう。また、帰宅後すぐに、うがい、手洗い、洗顔などを行いましょう。
  3. 洗濯物は、花粉を良く落してから取りこむなど花粉を室内に持ちこまないようしましょう。
    羊毛製の衣服は、花粉が付着しやすいので注意が必要です。

花粉症の治療

抗アレルギー薬

予防段階から始める抗アレルギー薬の内服を基本とし、症状に合わせて点鼻薬と点眼薬を使う併用療法が、多くの患者さんで良い結果を残しています。 抗アレルギー薬は花粉が本格的に飛散する2週間前からの服用が効果的です。
鼻水・くしゃみ・鼻詰まりなどの症状がひどい場合には、抗アレルギー薬を基本的に服用し、 大量に飛散している時には局所ステロイド薬(点鼻薬)を併用します。
内服のステロイド薬(セレスタミンを含む)は、本当に症状の重い時期のみ2週間を限度とします。

点鼻薬

花粉症の人は鼻の粘膜が炎症を起こし赤く腫れているため、局所の炎症を抑えるステロイド点鼻薬がよく使用されます。
他に抗アレルギー薬、鼻粘膜の腫れを抑える血管収縮薬や抗コリン薬の点鼻も用いられます。

点眼薬

花粉症によるアレルギー性結膜炎が引き起こす充血、かゆみ、涙目等の症状に抗アレルギー薬の点眼薬が使用されます。
減感作療法(アレルギーを起こす体質を変える治療)、レーザー手術(鼻づまりの原因を取り除く手術)を行うこともあります。

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